石から紙や容器をつくる!?新素材「LIMEX」!!

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年々深刻さを増していくプラスチックゴミ問題、そんな中誕生したのが新素材「LIMEX」。この素材は石灰石から製造されており、紙やプラスチックの代替となるとして注目を集めています。また、半永久的にリサイクル・アップサイクルが可能なため、環境問題にも貢献しています。2021年現在、日本でもSDGsへの関心が高まっています。今回の記事では、LIMEXがどんなものなのか、なぜ世界中から注目を集めているのかについてご紹介していきます。

LIMEXとは

LIMEX (ライメックス)とは

石灰石を主材料とし、プラスチックや紙の代替となる革新的素材

https://images.app.goo.gl/GJBVWnQMVCAUNA6j9

年々深刻さを増していく「ゴミ問題」、その中でも特に懸念されているのが、プラスチックのゴミ問題。そんな中「株式会社TBM」が生み出したのが、紙やプラスチックの代替となりえる新素材「LIMEX」です。LIMEXは石灰石を主な材料としており、木材を使わないことや製品のライフサイクルで生じるCO₂を大幅に削減することができるなど環境に配慮した素材となっています。

 

 

・LIMEXの4つの特徴

1、主材料は地球上に無尽蔵にある石灰石であるため、日本においても自給率100%を超え、安価に入手可能。

2、資源枯渇問題への貢献

3.環境問題への貢献

4.半永久的にリサイクル・アップサイクルが可能

ストーンペーパーとは何が違うの?

LIMEXの類似品として、同じ石灰石を使用した「ストーンペーパー」がありますが、ストーンペーパーとの大きな違いは、成形方法の幅です。ストーンペーパーは紙の用途として印刷物として用いられるのが基本的ですが、LIMEXは印刷物だけではなく、食品用トレーやレジ袋、生活用品といったプラスチック製品の代替としての加工が可能です。

 

SDGs」との関係性

SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」で記載された2016年から2030年までの国際目標です。

持続可能な世界を実現するための17のゴールから構成されていますが、LIMEX事業は、「作る責任・使う責任」をコアとして以下の8つの項目に貢献しています。

 

神奈川アップサイクルコンソーシアム

また、LIMEXの開発元である「株式会社TBM」は神奈川県と共同でLIMEXを活用した「神奈川アップサイクルコンソーシアム」というアップサイクルの仕組み作りを進めていますその活動の一つとして、我々NAMIMATIの本拠地である神奈川県の湘南・横浜・川崎エリアの郵便局にLIMEX回収ボックスを設置し、アップサイクルを行う活動をしており、現在プラスチック約3万kg、ペットボトルに換算すると約123万本分をアップサイクルできています。この数字は本来であれば生産・廃棄されていたはずのプラスチックの量でもあるため、現在問題となっているプラスチック・ゴミ問題にも貢献していると言えます。

LIMEXの問題点

処理方法を誤ると環境汚染に

LIMEXの主成分は炭酸カルシウムと熱可塑性樹脂のため、古紙の回収やプラスチックの回収サイクルにのせることはできません。再生紙にLIMEX素材が混入してしまうと、品質が下がるだけでなく、製紙汚泥となってしまいます。また、LIMEXなどストーンペーパーが古紙から再生紙を生成する工程に混ざると、配管などを詰まらせる原因となってしまいます。

回収のためのインフラがまだ不十分

上記の通り、LIMEXは古紙回収やプラスチックの回収サイクルと混ぜてはいけないため、LIMEX専用の回収設備を設置する必要があります。しかし回収ボックスは現在神奈川県の一部の地域にしか設置されておらず、アップサイクルが効率よくできているとは言えません。今後、回収できる場所を増やすことはLIMEXの課題であると言えます。

耐久性、環境への不安

LIMEXの素材となる石灰石は炭酸カルシウムを多く含んでおり、炭酸カルシウムには光分解、熱劣化という特性があります。そのためLIMEX素材のものは長期保存には向いていないという弱点が存在しています。長期保存する場合には、紫外線を遮断して保管する必要があります。

また、LIMEXの主成分である炭酸カルシウムと熱可塑性樹脂は生分解性ではないため、海洋汚染の問題となっているマイクロプラスチック化を促進してしまう可能性があります。

 

最後に

現在世界中で問題になっているゴミ問題、その問題を解決させる可能性を秘めているLIMEXですが、まだまだ改善の余地があると私たちは感じています。そんな環境問題に対して我々は、少し意識を変えるだけでできることがたくさんあります。例えば、日々ゴミをきちんと分別することであったり、エコバックを持ち歩き必要以上のレジ袋を貰わないことであったり。どんな些細なことでも継続して行っていけば、環境問題も改善の方向に向かっていくのではないでしょうか。なみまちの活動をきっかけに環境に意識を向けていただけたらと我々なみまちは考えています。

最後に少し堅苦しくなってしまいましたが、少しでも興味があり、ぜひ今後のイベントに参加したいという方、もしくは協賛してくださる企業様がいらっしゃいましたら、InstagramのDMまたはお問い合わせの方から連絡のほうお待ちしております!!

    Shota Daimon

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