G7広島サミット提供フィナンシェプロデュース

 

先日5月19〜21日に広島県で開催された国際会議G7広島サミットにて、日本国政府より各国の首脳へのおもてなしとしてコーヒーブレイクの際に提供されたBicerinのレモンフィナンシェの企画プロジェクトにおいてサスティナブルのプロデュースをさせていただきました!平和へのお祈りとして様々な想いの込められたこのフィナンシェについてご紹介させていただきます。

G7広島サミットについて

G7広島サミットとは

G7広島サミットは、主要な先進国であるG7(Group of Seven)が、日本の広島市で開催された首脳会議のことを指します。G7は、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本の7カ国で構成されており、世界経済の中心となる国々が集まり、経済政策や国際問題について協議を行います。

はじめは2016年に広島市で開催されました。このサミットは、原子爆弾が広島と長崎に使用された被爆地で行われた初めてのG7首脳会議であり、核兵器廃絶や平和への取り組みが重要なテーマとなりました。広島サミットでは、被爆地を訪れた首脳たちが原爆ドームや平和記念公園を参観し、核兵器の非保有や平和への願いを強調しました。

G7広島サミットは、G7各国の首脳による直接の対話や協力を通じて、国際社会の重要な課題に対する政策や行動の方向性を議論する場となります。経済発展や貿易、気候変動、安全保障、人権など、幅広い議題が取り上げられます。サミット後には共同声明や行動計画が発表され、各国の政策や国際協力の方向性に影響を与えることもあります

今年度は近年話題となるコロナウイルス問題、ロシアによるウクライナ侵攻問題をはじめとした様々な社会課題への対応を、本国日本が議長国となり議論を展開されました。

広島から平和を想う

第二次世界大戦中の1945年8月6日広島市への原爆投下によって、爆心地周辺の建物や人々が一瞬にして消し飛び、放射線や火災によって広範囲な被害が広がりました。爆風や放射線による直接的な死傷者だけでなく、後年にわたって被爆による健康被害や放射線障害に苦しむ人々も多くありました。

この悲劇的な出来事を通じて、広島原爆は核兵器の破壊力と、戦争がもたらす人道的な悲劇を象徴する出来事となりました。広島は戦後復興を果たし、平和都市として世界に広く知られるようになりました。毎年8月6日には、広島平和記念式典が行われ、被爆者や遺族、国内外からの参列者が集まり、核兵器廃絶と世界平和への願いが表明されます。

祈りの力で、平和と調和がこの地球に広がりますように”そんな想いを込めて今回も平和を象徴するこの都市でサミットが行われました。

NAMIMATIがプロデュースしたフィナンシェについて

RE:MON〜自然の巡り〜

今回のフィナンシェは自然農法である瀬戸田レモン谷Remon.Labさんのレモンをベースとして使用し、自然の廻りを再現しました。

自然農法には、以下のようなメリットがあります:

  1. 環境への配慮:自然農法は化学的な肥料や農薬の使用を最小限にするため、土壌や水源への環境負荷を軽減します。農薬や化学肥料の使用を減らすことで、農地周辺の生態系への影響を最小限に抑えることができます。
  2. 土壌改善:自然農法では、有機物を積極的に追加することによって土壌の健康度を向上させます。有機物は微生物の活動を促進し、土壌の保水力や通気性を高め、栄養素の循環を改善します。
  3. 健康な食品の生産:自然農法では、化学的な肥料や農薬の使用を避けるため、作物にはそれらの残留物がほとんど含まれません。また、土壌の健康度が高まることで、作物の栄養価も向上する傾向があります。
  4. 生態系の多様性の維持:自然農法では、生態系のバランスを重視します。農地周辺に生息する生物の多様性を保ち、生態系全体の健全さをサポートします。これによって、害虫や病気の発生を自然なバイオダイバーシティで制御することができます。
  5. 持続可能性:自然農法は長期的な持続可能性を追求する手法です。化学的な肥料や農薬に頼らずに栽培を行うため、土壌や環境の破壊を最小限に抑えながら、農業を継続して行うことができます。

これらのメリットは、自然農法が環境への負荷を減らし、より持続可能な農業システムを構築する上で重要な要素です。また、自然農法によって生産された食品は、安全で栄養価が高いとされています。

 

千羽鶴〜想いの廻り〜

広島平和記念公園にある『原爆の子の像』のモデルとなった佐々木禎子さん。彼女の想いは後世に残り毎年世界中から年間約1千万羽もの折り鶴が寄せられます。今回はサスティナブルと平和への祈りとしてこの平和記念公園に年間1000万羽贈られる折り鶴を再生した、折り鶴再生紙を使用して箱を作成いたしました。

そしてその中にメンバーが一つ一つ想いを込めて折った折り鶴を納めました。写真をご覧いただけばお分かりのように、再生紙には折り紙の色が斑点のように残っており、このひとつひとつが世界中の平和への祈りだと私たちは考えております。

最後に

今回のG7広島サミットお菓子プロデュースへの参画に際し、直接広島県瀬戸田へと足を運び、レモン谷さんの自然農法の体験と我々のルーツでもあるビーチクリーンを行いました。現地の温かい人たちと豊かな自然に触れ、”平和とは何か”が少しだけわかったように感じました。かつてマザーテレサが「平和は微笑みからはじまります」と述べたように、真の平和は人々の笑顔から生まれるものであると。闇あるところに笑顔はなく、笑顔あるところに闇はありません。NAMIMATIではネガティヴとして捉えられがちな環境社会問題に対して常に前向きで笑顔を絶やすことなく活動を続けています。これからも私たちの良さを最大限に活かし、世の中をNAMIMATIという渦の中に巻き込んでいきたいと思います。

 

    Sora

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