NAMIMATI地方創生プロジェクト第一弾〜小笠原諸島インターン制度始動〜

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その美しい自然景観と生物多様性から2001年に世界自然遺産として認定された小笠原諸島。自然豊かなこの島では、固有の生物種や絶えず進化し続ける生態系が存在し、特に海洋生物の多様性が顕著です。美しいサンゴ礁や海洋生物の生息地、そして絶滅の危機に瀕している種の保護地としての重要性が認められ、自然遺産としての価値が高く評価されました。この自然遺産としての価値を保護するために、環境保護活動や持続可能な観光の推進など、さまざまな取り組みが行われています。しかし課題は多く残り、若者独自の力を必要としているこの島とマッチし、我々が発展的なインターンプロジェクトを展開するにいたりました。

小笠原諸島が抱える課題とは

4つの大きな課題

小笠原諸島は、日本の南東に位置する島々のグループであり、美しい自然景観や豊かな生態系を有しています。しかし、小笠原諸島はいくつかの課題に直面しています。以下にいくつかの主な課題を挙げます。

  1. 生物多様性の保護: 小笠原諸島は、ユネスコの世界自然遺産にも登録されているほど豊かな生態系を有しています。しかし、外来種の侵入や過剰な漁業活動などによって、固有の生物種や生態系が脅かされています。生物多様性を保護するためには、外来種の管理や持続可能な漁業の推進などが必要です。
  2. 海洋プラスチック問題: 小笠原諸島は、周囲の海洋環境に囲まれています。海流の影響を受けやすく、海洋プラスチック問題も深刻です。海洋ゴミの漂着や捨てられた漁網などが海洋生物に影響を与え、生態系や景観を損なう可能性があります。海洋プラスチック問題の解決には、ゴミの適切な処理やリサイクル、プラスチック使用の削減などが必要です。
  3. 持続可能な開発: 小笠原諸島は、限られた資源や人口を抱えています。観光産業の発展など、持続可能な開発の促進が求められていますが、その過程で自然環境や文化遺産の維持に配慮する必要があります。バランスの取れた開発計画の策定や、地域住民との協力が重要です。
  4. 関係人口の減少: 小笠原諸島では人口減少と高齢化が進行しています。若者や労働力が本土や他の都市部に流出し、残った人口は高齢化が進んでいるため、地域の持続的な発展に課題を抱えています。人口減少や高齢化によって、地域の経済や社会インフラに影響が及び、地域の魅力やサービスの提供にも制約が生じる可能性があります。

これらの課題に取り組むためには、地域住民、行政機関、環境保護団体などの協力と連携が重要です。持続可能な管理と保護の取り組みが継続されることで、小笠原諸島の豊かな自然と文化が将来にわたって守られていくでしょう。このことを実現するために、我々NAMIMATIは立ち上がりました。

 

関係人口の構築をするには

小笠原諸島の関係人口問題は、以下のような要素を含み今でも続いています。

  1. 人口減少と高齢化: 小笠原諸島は、人口減少と高齢化が進行しています。若者や労働力が本土や他の都市部に流出し、残った人口は高齢化が進んでいるため、地域の持続的な発展に課題を抱えています。人口減少や高齢化によって、地域の経済や社会インフラに影響が及び、地域の魅力やサービスの提供にも制約が生じる可能性があります。
  2. 労働力不足: 小笠原諸島は、観光業や漁業などの主要産業を支える労働力が不足しています。若者の流出や外部からの人材確保の困難さから、地域の産業活動やサービス提供において人手不足が深刻な課題となっています。労働力不足が続くと、地域経済の成長やサービス品質の維持に支障をきたす可能性があります。
  3. 地域への定住促進: 小笠原諸島では、地域への定住促進が必要とされています。若者や若い世代の定住を促し、地域の活性化や経済の持続的な成長を図る必要があります。定住促進には、住宅の整備や雇用機会の創出、教育・医療などの基本的な社会インフラの充実が必要です。また、地域の魅力をアピールし、移住や就業の支援策を実施することも重要です。

これらの関係人口問題に対処するためには、地域振興のための総合的な戦略が必要です。行政機関や地域住民、関係団体が連携し、人口定住の促進策や労働力確保策、社会インフラの整備などを取り組むことが重要です。それにはまず第一に地域の魅力を来訪者の方々に存分に感じていただく必要があります。しかし”ただ旅行で来てもらうだけ”、”観光を活かすだけ”では何も持ち帰るものがなく終わってしまいます。そこでNAMIMATIが島の魅力を伝えながら来た人が他では得ることのできない学びを得られる独自のインターン制度を、小笠原グリーン株式会社様をはじめとする島の企業様や行政の方々と協力し合いながら立ち上げました。

NAMIMATIが展開するインターン制度とは

TWR

小笠原諸島で最も重要な森づくりのプログラムに関しては、単なる力仕事などではなく、思考を巡らせることのできるイベント企画や次世代への授業、そしてNAMIMATIが得意としている部分の発信という活動を展開できます。

ビーチクリーン企画

NAMIMATIのルーツでもあるビーチクリーンですが、小笠原諸島とビーチクリーンにも密接な関係があります。
特に挙げられる関係性は下記の通りです。

  1. 美しい自然環境の保護: 小笠原諸島は、美しい海岸線や海洋生態系を有しています。しかし、海流の影響などにより、海岸には漂着した海洋ゴミが問題となっています。ビーチクリーン活動は、これらの海洋ゴミを集め、海岸環境を美しく保つために重要な役割を果たします。ビーチクリーンによって、地域の自然環境が保護され、観光客や地域住民が清潔なビーチを楽しむことができます。
  2. 生態系への影響の軽減: 海洋ゴミは、海洋生物や鳥類などの生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。プラスチック片や漁網などが海洋生物に絡まり、絶命や生活環境の変化を引き起こすことがあります。ビーチクリーン活動によって、海岸に漂着したゴミが適切に処理され、生態系への悪影響を軽減することができます。
  3. 環境意識の啓発: ビーチクリーン活動は、環境保護意識を高める重要な機会です。参加者が実際にゴミを拾いながら、海洋ゴミの問題やリサイクルの重要性について学びます。このような活動を通じて、小笠原諸島の地域住民や観光客が環境への関心を高め、ゴミの適切な処理やプラスチック削減の取り組みを促すことができます。
  4. 地域の持続的な発展: 小笠原諸島は観光地としての魅力を持っています。ビーチクリーン活動は、美しい海岸環境を維持することによって、地域の観光業の発展に寄与します。観光客は清潔なビーチを求める傾向があり、ビーチクリーン活動が行われている地域は訪れやすくなります。その結果、地域経済の活性化や雇用の創出につながることが期待されます。

ビーチクリーン活動は、小笠原諸島の自然環境保護や地域の発展に寄与する重要な取り組みです。地域住民、行政機関、観光業者、地域外のボランティアなどの協力と連携によって、持続的なビーチクリーン活動が実施されることが望まれます。そこで、NAMIMATIのクリエイティブ性を活かしながら企画者のオリジナリティをさらに磨き上げられるビーチクリーンのイベント企画をこの島で行うことを取り入れました。

 

小笠原諸島の見える未来

小笠原グリーン様とNAMIMATIとのインターン制度が活発化し小笠原諸島の課題が解決されると、地域の未来に明るい展望が広がり、地域の経済や環境、社会の健全な発展がなされることを期待しています。

まず経済面では、課題解決による経済活性化が見込まれ、人口の増加と共に地域内での消費やサービス需要が増加し、地域経済が活発化します。これにより、新たな事業や産業の創出が促進され、地域の雇用機会が増えるでしょう。地域の持続的な経済成長が実現され、地域住民の生活水準が向上することを期待します。

また、課題解決によって地域資源の保全が進むことで、自然環境が持続的に保護されます。海洋生態系や陸上の生態系が健全に機能し、地域の生物多様性が維持されます。これにより、地域の自然美や豊かな生態系が観光客や自然愛好家の注目を集め、地域の魅力が高まり国際的な評価も向上し、地域への観光客や投資が増えることで、地域経済の発展が促進されると考えています。

さらに関係人口の増加や定住者増加により、地域内のサービスや施設の充実が進み、住民の方々の生活環境が向上し地域の持続的な発展が期待されます。また、地域の文化や社会の活性化も期待できます。新たな住民や関係者の参加により、異なるバックグラウンドや専門知識がもたらされ、地域内の交流や文化の多様性が促進されると踏んでおります。地域全体の課題への取り組み強化によって、持続可能な地域社会が築かれ、地域の未来への希望が深まることが期待できるでしょう。

ただし、課題の解決は容易なことではありませんし、解決された後も新たな課題が生じる可能性もあります。持続的な取り組みと継続的な努力が必要なため、年間約60人ずつ増加するNAMIMATのメンバーを持続的に派遣することで小笠原諸島のサスティナビリティに貢献していきたいと考えております。

NAMIMATI小笠原諸島インターンプロジェクトの詳細はこちらから!

    Sora

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